風邪の症状がでたら。

こんにちは。
シーズスタイル堀です。

最近風邪をひいてる方を多く見かけます。
風邪をひいたとき早く治るといいなと思いますよね。

今日は風邪の症状が出たときの対処法のお話です。

「治す」ではなく「治る」というのがポイント

人は本来、病原菌となるウイルスや細菌からからだを守るための免疫をしっかり持っています。
風邪の症状が出たということは免疫が何らかの理由で低下しそれらの侵入を防げなかったという事になります。
喉や関節の痛み、頭痛、発熱、鼻水、咳、下痢などとてもつらいですね。

しかしこの症状は侵入した病原菌となるウイルスや細菌と免疫が戦うことで出ているということを知っていましたか?

つらい症状=悪い というイメージですぐに消したくなりますが実は全くの逆なんです。

発熱→ウイルスは熱に弱いのでからだの熱を上げ退治する
痛み→白血球や免疫細胞が病原菌と戦うことで炎症が起こり痛みが出る
鼻水や咳、下痢→からだのいらないもの(病原菌や死滅した白血球など)を体外に排出する

このようにつらい症状はしっかりからだが反応し戦ってくれている証拠なんです。
なのでこの症状が出たらまず最初にすることは免疫を高めること!
薬で症状を抑えてしまう事ではありません。

免疫を上げれば自然に段階をへて完治し症状はなくなります。
だから「治す」ではなく「治る」が正解。

では風邪の症状がでた時の対処法です。

1 寝る
2 食べない
3 動かない
4 ミネラルと水分をしっかりとる(天然塩入りの水)

こう書くとちょっと極端ですが基本はこんな感じです(もちろん例外はあります)

とにかく体をやすめてゆっくり過ごす
たくさん食べると消化にエネルギーをとられてしまうので無理して食べない
仕事や家事や育児はおやすみして周りの人にお願いする(甘える、頼る)
脱水になりやすいので十分な水分とミネラルをとる

一見当たり前のようですが忙しく過ごしている方には難しいのが現状かもしれません。
ただ出来るだけこのことを知っておいてほしいと思います。

 

現代は風邪にかぎらず不快な症状がでたらすぐに病院や薬で消そうとする傾向がありますがこれは企業の広告や医療業界の刷り込みが強いのだと考えます。

昔はよっぽどのことが無いかぎり利用しなかったはずです。

からだに起こる様々な症状をしっかり観察して受け止めることは
自分のからだと生きていくうえでとても大切なことです。

「症状を受け止めその原因を考え改善していく」
この積み重ねがからだを強くするのですから。

そして「早く治そうとしないで自然に治るのを待つ」という余裕も必要です。
これが結果的に早く完治することに繋がります。

何度も言います。
その症状は必要で起こっているということ。
これが理解できればどうすべきかおのずと分かると思います。

そうやって自然に治った場合はからだが緩み歪みがとれ、からだ中のゴミが出てスッキリします。そして以前より免疫が強くなりより元気になるのです。
野口整体(昭和20年代に野口晴哉先生が提唱した整体法)では、からだは必要に応じて風邪にかかるとも考えられています。

からだはよくできていますね。

何度もそして何年も薬で症状を抑えてしまうと、それらは治りきらずからだは次第に弱くなっていきます。

 

からだの反応を邪魔しないよう何を優先するかが鍵なんですかぎ